1999/04/06+02
violet(G)=Gacktさん
plum=葉書

えー、2月から、ず…っと、まぁロサンゼルスの方にレコーディングに、行ってました。
えー、ようやく…その作業も終わって、で、昨日、帰ることが出来て…
ん、ま、たくさんのトラブルがすごく、あったんですけど。
ま、5月12日に、えー、発売される…アルバム、「Mizerable」を、聞いて、色々また感想を聞かせて下さい。

えー、僕のインターネットのHPで、質問を寄せてくれた…えー、子たちがいっぱいいるので、ちょっと、読んでみましょう。
…アヤコちゃん。

ずっとずっと待ってたよ。
やっと、Gacktにいっぱい会えるんだね。
質問なんですが、前にフランスに行ったときには、とても肌に合っていたと、言ってましたが、ロスは、Gacktにとっては、どうでした?


えーー、あの、今回、ロスに行った理由。
ん…。あのー、時間の、ない状況っていうのが、まぁ、前提にあって。
その中で、レコーディングと、プロモーションビデオ、の撮影を同時にやらなきゃいけないっていうことが、あったんですが。

僕的には、ま、ヨーロッパの方が、好き。うん。
ただ、映像技術とか、そういう…ま、撮影…に関しては、んー…ロスには勝てない。
それで今回は、ロスにいっぱい色んなスタッフ、いいスタッフが、居るっていうことで、レコーディングと、PVを、まぁ同時に進行させるっていうことで、まぁロスに行くことになったっていう…ことです。

えー…次の質問。……はい……
お帰りなさい。
LAでの、レコーディングの様子を、詳しく教えて下さい。
リスナーだけに語れる秘密を。

えー、
題して、ここだけの、はっ、なっ、…しっ!
えー、山口県、ペルセブブ…さんから。

えー、レコーディング、もとにかくトラブルが、いっぱいでした。
んーーもすごい…いっぱいトラブルがあって。
まずは、あの、95%位まで、トラックダウンが、終わり、始めてて。
ま、終わるのがこう見えてて。
でその…あともう少しだ!っていうときに、コンピュータが壊れてしまって。その曲が全部消えてしまったっていう…。

あの、その時には、エンジニアの人が、こう机を、叩きながら、「オレは終わらせたいんだよう!」みたいなことを、しきりに、フッ(笑)言ってましたけど。
あの、それを見て僕は横で、「いやぁー、人生って楽しいなぁ」とか、そういうことをあのー、彼に言うと、彼はますます怒りが、こうメラメラと、燃えてきて。
ま、そんな感じで。

あと今回の…この「Mizerable」っていう曲…に関して、ま、ドラム…を、現地のロスの、まぁアーティストを使おうっていう話になって。
ん、一番最初に…選んだそのドラマーっていうのが、まぁあまり、何て言うのかな、僕のイメージと合わなくて。
じゃあ…イメージに合う人を探そうっていうことで。

で、そのドラムチューナーの、まぁマイクっていうのがいたんですけど。
彼が、「だったらオレの友達呼ぶよ」みたいなことを言われて。
でー、30分ぐらいしたら、あのー…GUNS N' ROSES、の、マット・ソーラム……っていうあのその彼が、まぁ来て。
「やぁ!」みたいなそんな感じで、軽いノリでレコーディングが始まってしまって。(微笑)
「じゃーあ、がんばってやろうか、マット!」みたいな。

それで…一番最初に、こうセッションをしたときはすごい良い雰囲気だったんですけど。
ん…ま、その雰囲気が、次第に壊れていく様が、もうスタッフの、顔がひきつるのと共に、まぁ僕は覚えてるんですけど。
あのー、僕が、「いや、マッド、そうじゃないんだよ。ここは、もう少しこういう世界観でやりたいんだよ」って言うとマットは、「分かんねぇ…」みたいな(笑)そういう、僕にはそういう風に聞こえたんですけど。

で…それを繰り返していく内に、どんどんマットは人間から動物に変化していって。
「もうオレには出来ねぇ!」とか、「もうフレーズも忘れた!」とか、そういうことを言い出してあげくの果てには暴れる始末で。

でー、結構何回かケンカしたんですけど。
でまぁ、マッドがその、怒りながら、僕のいるブースに向かってきて。
「もうオレには出来ねぇよ、帰る!」みたいな。
で、僕はそこでマットに一言…必ず言う言葉があって。

「大丈夫、マット。君なら出来る!」

ん、そうするとマットはすーごい機嫌が良くなって。
「ハァッ、出来るよね!!」みたいなそういう爽やかな(笑)、感じで、またドラムに座って、叩き始めて。
そして1時間半ぐらいたつと、また、「オレには出来ねぇ!」みたいなこういうことをずっと繰り返して、ドラムの録りだけで4日かかったっていう…

でー、あげくの果てに、マットは…あー、ま、僕が、ちょっと、目を離してる隙に、あの、家に帰って。
ま、これ自分で作業が終わったと、まぁ…判断して帰ったんですけど。
でスタッフが、マットの家に電話をしたときに、マットは、「Gackt……どうしてる?」って、そのスタッフに言ったらしくて。

そのスタッフは、「いやぁ今からGacktが、……録った、ドラムを、チェックしようとしてるんだけど」って言うとマットは、
「ロスを出る!」
フ(笑)その一言を残して電話を切ったっていう。(笑)

まぁそれからマットの顔はもう見なくなりましたけど。
彼は、元気でいるんでしょうか?
ま、そんな、あぁ(笑)マットがいる、えー、GUNS N' ROSESの、えー、この曲を聴いて下さい。
「Don't cry」

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